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『日本の愛国心――序説的考察』(佐伯啓思 中公文庫 2013//2008)

著者:佐伯 啓思[さえき・けいし](1949-) 社会経済学、社会思想史。
解説:藤本 龍児[ふじもと・りゅうじ](1976-) 社会哲学、宗教社会学


※節番号は私が付け加えたもの。


【目次】
目次 [003-007]


序論 なぜ愛国心か 011


第一章 愛国心という難問 
1.1 現代日本の「愛国心」 030
1.2 近年の変化 036
1.3 戦後日本という二重価値国家 045
1.4 丸山真男に呪縛される知識人 053
1.5 良いナショナリズム、悪いナショナリズム? 062
1.6 ナショナリズム批判のワナ 070
1.7 「ごっこ」の世界の「愛国心」 076


第二章 愛国心愛郷心ナショナリズム 
2.1 「愛国心」をめぐる議論の混乱 088
2.2 左派の混乱 090
2.3 愛国心の二重性 095
2.4 保守派の混乱 101
2.5 「ナショナリズム」と「ステイティシズム」 105
2.6 ネーション概念の二重性 112
2.7 ナショナリズムの概念 115
2.8 故郷喪失者たちの「愛国心」 123
2.9 ネーションと民俗の関係 133


第三章 愛国心と近代国家の論理 
3.1 愛国心教育はどうして必要なのか 140
3.2 ホッブズの議論 144
3.3 愛国心と宗教 155
3.4 西欧における「愛国心」の起源 164
3.5 共和主義という伝統 170
3.6 共和主義の継承 175
3.7 ルソーとフランス革命 180
3.8 アメリカにおける個人主義愛国心 184
3.9 「日本の愛国心」という問題 190


第四章 「負い目」をもつ日本の愛国心
4.1 戦後日本の「負い目」 196
4.2 江藤淳の批判 199
4.3 鬱屈する「傷つけられた誇り」 206
4.4 三島由紀夫吉田満の「戦後」 215
4.5 戦没学徒の声 224
4.6 絶対的なかなしみ 233
4.7 保田與重郎の「万葉の精神」 238
4.8 小林秀雄の戦争 243
4.9 日本的精神の行方 251


第五章 歴史観という問題
5.1 靖国問題について 260
5.2 「あの戦争」をどう捉えるか 265
5.3 東京裁判を受け入れることの意味 273
5.4 「歴史の終わり」という認識 280
5.5  E・H・カーの「歴史」 284
5.6 ネオコン歴史観 288
5.7 愛国心と不可分な歴史意識 293


第六章 日本の歴史観愛国心
6.1 近代日本が孕む問題 300
6.2 福澤諭吉の近代 301
6.3 歴史の必然ということ 307
6.4 近代日本に必要だったこと 316
6.5 京都学派の試み 325
6.6 西田幾多郎歴史観 333
6.7 日本人の精神に流れるもの 347
6.8 保田與重郎の思想のもつ意味 359
6.9 敗北としての近代 370
6.10 『万葉集の精神』の精神 377
6.11 そして再び「日本の愛国心」 386


あとがき(平成二十年一月二十四日 佐伯啓思) [391-398]
主要文献 [399-403]
文庫版のためのあとがき(二十七年五月二十五日 佐伯啓思) [404-406]
解説 「保守思想」の転換を示す序説(藤本龍児) [407-421]