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『国家を食べる』(松本仁一 新潮新書 2019)

著者:松本 仁一[まつもと・じんいち] (1942-) ジャーナリスト

国家を食べる(新潮新書)

国家を食べる(新潮新書)

【目次】
目次 [003-007]
地図 [008-010]


一 世界一うまい羊肉――イラク 011
固くてまずい牛肉、アクが強いラクダ肉/逃げてしまった入管職員/戦時下でも営業中/ボルト引く音に「撃つな!」/ふたが開いたパンドラの箱


二 チグリス川の鯉――イラク 027
塩味だけのあぶり焼き/便器まで外して持ち去る/エレベーターの△▽ボタンも/窓の下、弾丸飛び交う/開いていた鯉屋/登校途中の女児が誘拐される/独裁の方がまし、と国連事務総長


三 羊ひっくり返しご飯――パレスチナ 045
羊肉、タマネギ、ナス、トマト、ナツメグ/大鍋いっぱいの炊き込みご飯/4回のバス自爆テロ/21世紀につくられた壁


四 カラシニコフ氏の冷凍ピロシキ――ロシア 057
シカの骨のコンソメスープ/麦刈りの傷/焼きリンゴ入りのピロシキ/過剰生産された完璧な銃


五 昼食はパパイヤだけです――ソマリア 071
門外で車を降りたら即死/フィクサー頼み/学校に行ったことがない


六 エクソダスと血詰めソーセージ――南アフリカ・オーストラリア 083
肉そのものの粗挽き/ケープタウンにそっくりの気候/ビールとブルボス/南アフリカの中華焼きそば


七 ブドウの葉ご飯と王様――ヨルダン 097
ヨルダンでギリシャ料理/国王から「サー」/「国王は死んだ!」/国王の好物だったドルマ/国民の6割が外国人/国などなかった


八 モロヘイヤ・スープはウサギに限る――エジプト 113
ナイルのたまもの/他人が勝手に起こした離婚要求訴訟/「背教者」のレッテルは死刑宣告/殺された作家/オランダにはモロヘイヤがない


九 スパゲッティマカロニ豆ライス!――エジプト 127
炭水化物、炭水化物、炭水化物……/警官が違法駐車の管理/政府よりもムスリム同胞団/無料診療所/ムバラク元大統領がため込んだ5兆8000億円


十 インジェラは辛くてつらい――エチオピア 141
「雑巾色の薄焼きパン」はうまかった/マリア・テレジア銀貨/首都には十分な食糧があった/窓ガラスにしがみついた子どもたち


十一 砂漠の中のクスクス――西サハラ 153
肉煮込み汁かけご飯/熱々のアラブ風紅茶/砂の下の化石水/変わらない遊牧の習慣/野菜を育てるモロッコ軍捕虜


十二 ベラルーシのリンゴ――ゴメリ市 167
廃棄村に実る赤い果実/首に残る傷跡/増え続けた患者/虫がつかない/健常新生児は15〜20%


十三 断崖絶壁バーミヤンのナン――アフガニスタン 183
羊のあばら肉煮込み汁/破壊されたバーミヤンの石仏/丸パンは中東、縦長ナンはアジア/パトカーなんて来ない/谷ひとつ隣はよそ者/パンジシールの獅子/国家に必要なもの


十四 何がなくても覚醒葉っぱ――イエメン 199
イエメンの合法覚醒剤/元首から元首へ賄賂?/朝採れの新鮮な若葉/噛んでも噛んでも/映画館に武器預り所/誘拐する相談


十五 最高のフーフー ――ガーナ 215
キャッサバ粉や野菜バナナ/もんどり打った車/補修されない道路/180センチを超す大男/3LDKに住む国家元首/熱くて辛いから「フーフー」


あとがき(2019年6月 松本仁一) [231-236]