原題:Measuring the mind: Conceptual issues in contemporary psychometrics (Cambridge University Press)
著者:Denny Borsboom(1973-)
監訳:仲 嶺真[なかみね・しん]
訳者:下司 忠大[しもつかさ・ただひろ]
訳者:三枝 高大[みえだ・たかひろ]
訳者:須藤 竜之介[すどう・りゅうのすけ]
訳者:武藤 拓之[むとう・ひろゆき]
装丁:INABA STUDIO(稲葉佳代子・稲葉克彦)
件名:精神測定
NDLC:SB211
NDC:140.7 心理学
備考:Universiteit van Amsterdamに提出された博士論文Conceptual issues in psychological measurementを改稿したもの。
備考:巻頭言(本書のi頁目にある「心を測る」という短い紹介文)は、Cambridge UP編集部が書いたものと思われる。
【目次】
心を測る [i]
日本語版への序文(デニー・ボースブーム アムステルダム,2021年12月) [ii-v]
まえがき [vi-vii]
目次 [viii-xi]
1 序論
1.1 測定される心 001
1.2 測定モデル 003
1.3 科学哲学 006
1.4 本書のあらまし 011
2 真の得点
2.1 はじめに 012
2.2 真の得点に関する3つの観点 015
2.2.1 形式的立場
◆統語論
◆意味論
2.2.2 経験的立場
2.2.3 存在論的立場
構成概念得点としての真の得点
真の得点は存在するのか?
◆誤差はどこから来るのか?
◆真の得点の増殖
真の得点を構成することはできるのか?
操作主義と真の得点理論
2.3 考察 054
3 潜在変数
3.1 はじめに 059
3.2 潜在変数に関する3つの視点 062
3.2.1 形式的立場 063
◆統語論
◆意味論
3.2.2 経験的立場 067
3.2.3 存在論的立場 069
操作主義と数字のトリック
実在論と構成主義
対象実在論
理想実在論
因果関係
◆個人間の因果関係の説明
◆個人内の因果関係の説明
◆反実仮想
◆交換可能性と局所均質性
◆省略された説明
3.3 心理学への示唆 092
◆局所均質的構成概念
◆局所異質的構成概念
◆局所無関係構成概念
◆存在論の再検討
3.4 考察 097
4 尺度
4.1 はじめに 102
4.2 測定尺度の3つの観点 106
4.2.1 形式的立場
◆統語論
◆意味論
◆外延的測定
◆加法的結合測定
4.2.2 経験論的立場
4.2.3 存在論的立場
論理実証主義と表現主義
表現と測定
誤差の問題
◆ブラウン氏の帰還
◆ラプラスの悪魔の導入
◆誤差の再概念化
実在論者は表現主義者でありうるか?
合理的再構成としての表現主義
再構成は必ずしも処方を伴わない
4.3 考察 143
5 測定モデル同士の関係
5.1 導入 146
5.2 結びつきの水準 148
5.2.1 統語論
◆潜在変数と真の得点
◆潜在変数と尺度
◆尺度と真の得点
5.2.2 意味論と存在論
◆傾向性解釈を受け入れた場合
◆傾向性解釈を受け入れない場合
5.3 考察 160
5.3.1 理論的地位
5.3.2 確率の解釈
5.3.3 妥当性および測定の関係
5.3.4 理論的帰結
6 妥当性という概念
6.1 はじめに 181
6.2 存在論vs認識論 184
6.3 指示対象vs意味 188
6.4 因果関係vs相関関係 194
6.5 妥当性をどこに求めるか 198
6.6 考察 203
参考文献 [210-218]
索引 [219-221]
監訳者あとがき(仲嶺真 東京,2022年10月) [222-226]
訳者紹介 [227]
著者・監訳者紹介/奥付 [228]
【メモランダム】
・訳者(たち)による読書会の記録が公開されている。
Measuring the mind(Borsboom,2005)を読む@オンライン | Socio-Psycho-Logy
開催記録|【第1回】Measuring the mind(Borsboom,2005)を読む@オンライン | Socio-Psycho-Logy