著者：脇本 平也［わきもと・つねや］(1921-2008) 宗教学。
解説：山折 哲雄［やまおり・てつお］(1931-) 宗教学（宗教史、思想史）。
NDC：161 宗教学．宗教思想
『宗教学入門』（脇本 平也）：講談社学術文庫｜講談社BOOK倶楽部
【目次】
学術文庫版まえがき（一九九七年六月 脇本平也） [003]
目次 [004-009]
一 宗教学の立場と分野 013
１ 宗教学の立場 013
２ 宗教学の歴史的成立 020
３ 宗教学の専門的分野 024
マックス・ミュラーの『宗教学概論』
タイラーの『原始文化』
ロバートソン・スミスの『セム族の宗教』
スターバックの『宗教心理学』
二 宗教の原初形態 033
１ 考古学的考察 034
死をめぐって
誕生をめぐって
狩猟生活をめぐって
２ 民族学的考察 047
タイラーのアニミズム観
マレットのプレアニミズム観
シュミットの原始一神教説
デーゼルブロームの総合的立場
三 科学・呪術・宗教 058
１ フレイザーの呪術論 059
呪術の原理と類型
呪術と科学
呪術と宗教
２ 呪術の類型 068
３ 呪術の原理 070
４ 科学と呪術 072
５ 呪術と宗教 076
四 宗教の諸類型 080
１ 有神論的宗教と無神論的宗教 081
２ 権威主義的宗教と人間主義的宗教 086
３ 神秘主義的宗教と預言者的宗教 089
４ 汎神的宗教 092
５ 救い型・悟り型・つながり型 093
６ 民族宗教と世界宗教 095
７ 宗教進化の五類型 098
五 宗教の構成要素 104
１ 教義・儀礼・教団・体験 104
２ 宗教思想 109
３ 宗教儀礼 117
４ 宗教集団 120
５ 宗教体験 122
六 宗教的実在観 125
１ 実在観の諸相 125
２ 人格的「神」の観念 127
神の特性
有相の神・無相の神
日本のカミ
３ 非人格的実在の観念 136
マナ的力
仏教における「法」
４ 神と法 143
七 宗教的人間観 145
１ 人類起源神話 145
原人神話
人間の本性
２ 人間の二元的構造 154
３ 自己の問題 159
霊魂観
極大化と極小化と無化
４ 宗教的人間の目標とその実現 167
八 宗教的世界観 177
１ その意味と内容 177
２ 宇宙論 181
宇宙の起源
宇宙の構造
宇宙の運命
３ 他界観・来世観 195
４ 空間論・時間論 203
九 宗教儀礼 212
１ 儀礼の類型 212
消極的儀礼と積極的儀礼
通過儀礼と強化儀礼
２ 宗教的修行 221
３ 儀礼の機能 229
４ おまつり 236
十 教団と社会 240
１ 宗教集団の類型 240
２ 教団内部の組織化 247
３ 宗教と経済 253
４ 宗教と政治 259
５ 宗教と社会活動 263
十一 宗教体験と人格 271
１ 宗教体験の特徴 271
２ 宗教神秘主義 278
神秘体験
神秘修行
神秘思想
３ 無意識と宗教 284
４ 宗教的人格の形成と成熟 290
十二 宗教の機能 298
１ 宗教の場 298
２ 宗教的生のエネルギー 305
３ 人生の基本構造 308
４ 聖なるもの 315
５ 意味の納得と発見 322
原本あとがき（昭和五十八年八月十日 脇本平也） [327-329]
解説（山折哲雄） [330-337]
索引 [338-346]
