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『現代日本の転機――「自由」と「安定」のジレンマ』(高原基彰 NHKブックス 2009)

著者:高原 基彰[たかはら・もとあき] (1976-)
NDC:302.1 政治・経済・社会・文化事情
NDC:304 論文集.評論集.講演集
NDC:210.76 日本史(太平洋戦争後 1945-)


NHKブックス No.1140 現代日本の転機 「自由」と「安定」のジレンマ | NHK出版


【目次】
目次 [003-007]


序章 左右の反近代主義のねじれ 009
  外部から日本を眺めて
  理想像の二極分化
  新自由主義の位置づけの難しさ
  自由と安定、地方と雇用
  左右の反近代主義
  一面的な「近代」解釈と新自由主義の台頭
  本書の構成


第一章 「七三年の転機」とは何か――官僚制からグローバリゼーションへ 029
  前期近代から後期近代へ
1 官僚制と「合理化の悲劇」 032
  「黄金の時代」から「危機の二十数年」へ
  「官僚制」とは何か
2 「二〇世紀システム」・福祉国家・企業雇用 040
  「二〇世紀システム」
  冷戦と開発主義企業
  雇用の増大
  豊かさをめぐる論争
3 福祉国家への批判と「新自由主義」の登場 052
  二段階の「新自由主義
  アメリカの保革対立と新自由主義
  政府主導の競争原理
  雇用の短期化をめぐる論争
  創造性と新しい労働
  脱工業化論とポストモダニズム
4 グローバリゼーション、排除と包摂、自由の変質 071
  先進国と途上国の同時変容としてのグローバリゼーション
  排除と包摂
  二種類の課題


第ニ章 「超安定社会」の起源――高度成長・日本的経営・日本型福祉社会 083
  日本にとっての転機
1 アメリカの占領統治と戦後日本の選択 085
  敗戦という前史
  三大改革と特需景気
  五五年体制とその理念対立
  アメリカの東アジア戦略
2 高度成長とその思想 094
  経済成長・人口移動
  途上国の日本的経営
  先進国の日本的経営へ
  自民党型分配システム
  大衆社会化の拡大
  戦後啓蒙思想
  開発反対の市民運動
  政治不信・福祉元年・生活保守主義
  二度の新左翼の波
3 石油危機後の日本特殊性論の台頭 125
  高度成長の終わり
  高付加価値化とサービス産業化
  西洋を超えた日本
  会社主義と日本特殊性論
  第二臨調と「日本型福祉社会」
  二重の擬似福祉国家としての「安定」
  新中間大衆と少数者


第三章 多幸感の背後で進んだ変化――外圧・バブル・迷走 145
  裏切られた「自由」
1 プラザ合意とバブル 140
  バブルへ
  前川レポート内需拡大
  日米摩擦
  英米発の日本礼賛論
  日本型脱工業化と開発主義
2 産業構造の転換とスモール・ビジネス 105
  知価社会論
  ベンチャーブームと新しいサービス産業
  日本型情報産業と下請け関係
  新しい働き方
  人口変動と雇用緩衝帯
3 身分制とその外部 180
  超安定社会と小集団利益
  女性問題としての流動雇用
4 内需拡大の中の消費主義 196
  軍国主義批判と消費主義
  消費による自己形成
  消費の多様化と「ゆとり」
  新自由主義なき自由主義


第四章 日本型新自由主義の展開――バブル崩壊後の日本社会 199
  左右対立構図の変化
1 旧来型保守の退潮 203
  「延期された新自由主義
  政界再編
2 規制緩和から小泉改革へ 210
  平岩レポート
  経済界主導の改革
  橋本改革とその後の迷走
  小泉改革
3 格差論の隆盛 224
  被保護対象から経済問題へ
  フリーターをめぐる迷走
  中間層の実在と不在
  既得権益批判と労働者保護
  ロスト・ジェネレーション、新しい貧困、若者の保守化
4 地方と都市 
  日本型田園都市構想から地方の自立へ
  アソシエーション・NPOと介護
  問題対立軸の残存と回帰


終章 閉塞感の先へ 251
  正当性の危機と理念対立の空洞化
  新自由主義と社会構想の欠如
  今後の課題


参照文献 [265-269]
関係事項年表 [270-279]
あとがき [280-281]