原題:SALT, SUGAR, FAT (2013)
著者:Michael Moss
訳者:本間 徳子[ほんま・のりこ] 翻訳家。臨床心理学修士。
装丁:遠藤 陽一[えんどう・よういち] エディトリアルデザイナー。
NDC:498.51 食品学
NDC:588.09253 食品工業(行政.法令.経済.経営.市場)
【目次】
献辞 [/]
目次 [001-002]
プロローグ 金の卵 003
第I部 糖分
第1章 子どもの体のしくみを利用する 032
第2章 どうすれば人々の強い欲求を引き出せるか? 061
第3章 コンビニエンスフード 087
第4章 それはシリアルか、それとも菓子か 116
第5章 遺体袋をたくさん見せてくれ 150
第6章 立ち上るフルーティーな香り 185
第II部 脂肪分
第7章 あのねっとりした口当たり 212
第8章 チーズがとろーり黄金色 231
第9章 ランチタイムは君のもの 259
第10章 政府が伝えるメッセージ 298
第11章 糖分ゼロ、脂肪分ゼロなら売り上げもゼロ 327
第III部 塩分
第12章 人は食塩が大好き 364
第13章 消費者が求めてやまない素晴らしい塩味 386
第14章 人々にほんとうに申し訳ない 407
エピローグ 我々は安い食品という鎖につながれている 443
謝辞 [466-471]
情報源について [472-476]
訳者あとがき [478-480]
注 [482-523]
【メモ】
・本書の力点は道義的責任を果たさない企業の告発と消費者への注意。
本書は二つの視点を行き来する構成。特定のものを好むヒトの生物学的・生理学的な面と、それを織り込んだ企業の戦略と行政や消費サイドの方策という経済的・社会的な面だ。著者の力量があれば、後者の面でも学術的なアプローチを盛り込むことは可能だったと思う。
・装丁家による販促記事が公開されている。
https://honz.jp/articles/-/40482