contents memorandum はてな

目次とメモを置いとく場

『日本語文法の論点43 ――「日本語らしさ」のナゾが氷解する』(近藤安月子 姫野伴子[編著] 研究社 2012)

編者:近藤 安月子[こんどう・あつこ]
編者:姫野 伴子[ひめの・ともこ]
著者:足立 さゆり[あだち・さゆり]
著者:吉田 一彦[よしだ・かずひこ]
本文レイアウト:mute beat
表紙デザイン:寺澤 彰二 装丁。学習参考書や雑誌『ムー』表紙など。
NDC:815 日本語学(文法.語法)


研究社 - 書籍紹介 - 日本語文法の論点43


【目次】
はしがき(2012年7月 編著者一同) [iii-iv]
凡例 [v]
目次 [vi-vii]


第1章 発話の原点

第1課 私(原点)
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 事態把握
    3-2 言語による事態把握の傾き
    3-3 原点としての「私」
  4. さらに


第2課 私(体験者)
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 話し手のゼロ化
    3-2 省略?
    3-3 身体部位
    3-4 自発表現
  4. さらに


第3課 「そ」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 聞き手に気づかせる「そ」
    3-2 場面指示の「そ」と〈共同注意〉
  4. さらに


第4課 「あ」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 対話における文脈指示再考
    3-2 文章における文脈指示再考
  4. さらに


第2章 空間・時間の把握

 第5課 「に」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 空間的用法
      ①存在の位置
      ②出現の位置
      ③移動の位置
    3-2 時間的用法
  4. さらに

 第6課 「で」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 空間的用法
    3-2 時間的用法
      ①デと限界点
      ②デと「動詞(ル形)+前」
  4. さらに


 第7課 物理的移動
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
  4. さらに


 第8課 体験者の移動
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 移動体験の表現
    3-2 時間表現と空間と移動
  4. さらに


 第9課 働きかけ・受影的移動 
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
  4. さらに


 第10課 変化
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 事態の出現と消失
    3-2 変化の進点
    3-3 動作の継続
  4. さらに


 第11課 ものの授受
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 「あげる」「くれる」「もらう」の3項対立
    3-2 授受動詞と方向性
    3-3 授受動詞と恩恵性
  4. さらに


 第12課 恩恵の授受
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 「てくれる」と方向性
    3-2 「てもらう」とヴォイス
    3-3 「てあげる」「てくれる」「てもらう」と丁寧さ
  4. さらに


 第13課 「てしまう」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 限界動詞と非限界動詞
    3-2 動詞の限界性と「てしまう」
    3-3 「てしまう」と「ちゃう」
  4. さらに


 第14課 「もう/まだ」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
  4. さらに


 第15課 「したところだ/したばかりだ」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 したところだ:〈出来事の完了〉
    3-2 したばかりだ:〈話し手の評価〉
    3-3 「したところだ」と「したばかりだ」の接近
  4. さらに

 
第3章 現場性
 第16課 迷惑受け身
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 受け身文に現れる話し手の主観的把握
    3-2 従属節での受け身文の使用
  4. さらに


 第17課 可能
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 潜在的な可能性
    3-2 可能性の顕在化
  4. さらに


 第18課 「見える/聞こえる」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 「見える/聞こえる」の基本的な意味
    3-2 「見える/聞こえる」と「見えた/聞こえた」:知覚対象
    3-3 「見える/聞こえる」と「見る/聞く」:受信と行為
    3-4 「見える/聞こえる」と属性
  4. さらに


 第19課 「する/なる」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 「する」表現と「なる」表現
    3-2 「する」表現と行為者の事態への関与
      ①直接的関与
      ②間接的関与
      ③無意識の関与
    3-3 「なる」表現/「する」表現と丁寧さ
  4. さらに


 第20課 無助詞
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 イマ・ココへの話題導入
    3-2 話題として再度言及される共有知識
  4. さらに


 第21課 事態まるごと
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 コトとノがまとめる事態の性質
    3-2 コトとノと連体修飾節
  4. さらに

 
第4章 情報構造

 第22課 「まで」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 格助詞マデとデの表すもの
    3-2 マデとデの限界性
    3-3 とりたて助詞マデとモ、サエ
  4. さらに


 第23課 「だけ」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 含意されること1:行為の集合
    3-2 含意されること2:難度や程度順に並んだ出来事の連続体
  4. さらに


 第24課 「ばかり」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 「ばかり文」の複数性
    3-2 「ばかり文」と探索
  4. さらに


 第25課 「のだ」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 共同注意態勢
    3-2 ノダの関連づけ
    3-3 ノダ文の再分析
  4. さらに


 第26課 「わけだ」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 :2種類の〈関連づけ〉:1つの〈見え〉と2つの〈見え〉
    3-2 「わけだ」の関連づけ:「のだ」との対照
  4. さらに


 第27課 前提・焦点・省略
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 前提と焦点
    3-2 動詞の格枠組み
  4. さらに

 
第5章 事態への態度

 第28課 「でしょう」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 情報料と「でしょう」
    3-2 推量(でしょう)
    3-3 確認要求(でしょう?)
  4. さらに


 第29課 「かもしれない」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 可能性の限定
    3-2 「かもしれない」の効果
  4. さらに


 第30課 「と思う」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 「と思う」の用法
      ①確信こないことを述べる場合
      ②個人的判断を述べる場合
      ③話し手の感情・願望・意志を表明する場合
    3-2 丁寧さと「と思う」
  4. さらに


 第31課 「ものだ/ことだ」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 一般事態と個別事態
    3-2 「ものだ/ことだ」と時空の特定
    3-3 「ものだ/ことだ」と事態の区別
  4. さらに


 第32課 「ほうがいい」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 比較の文から価値判断の文へ
    3-2 一般事態と個別事態
  4. さらに


 第33課 「つもりだ」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 〈意志〉か〈仮想〉か
    3-2 心内画像の標識としての「つもり」1:未実現の事態
    3-3 心内画像の標識としての「つもり」2:未確認の事態
    3-4 心内画像の標識としての「つもり」3:確認済みの事態
  4. さらに


 第34課 「ように」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 「ように」の本質:話し手の〈見え〉
    3-2 〈類似事態〉は〈見え〉そのもの
    3-3 〈思考・知覚内容〉/〈命令・祈願内容〉と〈見え〉
    3-4 〈結果・目的〉と〈見え〉:「〜になる・する」構文の拡張
  4. さらに


 第35課 「しよう」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 話し手の意志の表出:しよう
    3-2 話し手の行為遂行の宣言:する
    3-3 「どうしよう」と「どうするか」
  4. さらに

 
第6章 聞き手への態度

 第36課 「てくれませんか/もらえませんか」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 行為指示型の発話行為
    3-2 依頼に用いられる表現形式
  4. さらに


 第37課 「てください」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 依頼
    3-2 指示・命令
    3-3 勧め
  4. さらに


 第38課 「ませんか」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 勧め
    3-2 勧めから勧誘へ
  4. さらに


 第39課 「ましょう(か)」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 敬語の使用
    3-2 選択疑問文、疑問詞疑問文
    3-3 勧誘と丁寧さ
  4. さらに


 第40課 「あなた」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 聞き手のゼロ化
    3-2 名前や身分呼称の使用
  4. さらに


 第41課 謙譲語
  1. これまで
    1-1 2種類の謙譲語
    1-2 「させていただく」
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 聞き手受益の場合
    3-2 話し手受益の場合
    3-3 聞き手受益を示唆したくない場合
    3-4 謙譲表現と恩恵性
  4. さらに


 第42課 文体
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 謙譲語II(丁重語)
    3-2 尊敬語の丁寧体
  4. さらに


 第43課 「よ/ね」
  1. これまで
  2. しかし
  3. 実は
    3-1 共同注意を促すヨ
    3-2 共同注意を求めるネ
    3-3 ヨネの機能
  4. さらに

 
参考文献一覧 [225-233]
索引 [234-235]
執筆者一覧 [236]