著者:和辻 哲郎(1889-1960) [わつじ・てつろう] 哲学、倫理学、日本文化史。
解説:井上 光貞(1917-1983) [いのうえ・みつさだ] 日本古代史。
NDC:121.65 日本思想 >> 和辻哲郎 1889-1960
【目次】
序言(昭和十年八月・昭和十八年十一月 著者)
第一章 風土の基礎理論(昭和四年稿、六年改稿、十年補筆)
一 風土の現象
二 人間存在の風土的規定
第二章 三つの類型
一 モンスーン(昭和三年稿、四年加筆)
二 沙漠(昭和三年稿、四年加筆)
三 牧場(昭和三年稿、十年改稿)
第三章 モンスーン的風土の特殊形態
一 シナ(昭和四年初稿、昭和十八年改稿)
二 日本
イ 台風的性格(昭和六年稿)
ロ 日本の珍しさ(昭和四年)
第四章 芸術の風土的性格(昭和四年)
第五章 風土学の歴史的考察(昭和二十三年十二月)
一 ヘルデルに至るまでの風土学
二 ヘルデルの精神風土学
三 ヘーゲルの風土哲学
四 ヘーゲル以後の風土学
解説 (井上光貞)
【感想】
率直にいうと表現が小難しい。ジャンルは日本人論。実態は現象学。地理学の知見が参照されたとは言えない。そういえば R. ギルがこの本をほめていた。