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『アジア人との正しい付き合い方――異文化へのまなざし』(小竹裕一 生活人新書 2008)

著者:小竹 裕一[こたけ・ゆういち] 日本語教育と異文化コミュニケーション論。
NDC:361.45 社会学 >> 社会心理学 >> コミュニケーション.コミュニケーション理論
件名:異文化間コミュニケーション



【目次】
目次 [003-008]


プロローグ なぜ「移民一〇〇〇万人受け入れ」なのか 009
  老人国家・ニッポン
  移民を受け入れる
  移民は恐いか
  あなたの隣の異文化人
  インドネシアから第1陣来たる!


第1章 国際結婚に未来はあるのか――「異文化衝突の現場」としての国際結婚 019
1 なぜ国際結婚は激増したか 019
  日本人と国際結婚
  一〇組に一組
  韓国クラブとフィリピン・バー
  結婚だけが人生ではない
  日本人男性のお相手は?
2 国際結婚とはどんなものなのか 030
  イスラーム教徒になる
  アラビア語のお祈りの文句
  食事は家族バラバラに
  明日は明日でどうにかなる
3 国際結婚で失敗しないために 041
  大和撫子幻想
  夫婦げんかをどう乗り越えるか
  子はかすがいか
  失敗しないための六つの知恵


第2章 目に見えない文化の正体をさぐる――異文化間コミュニケーションにおける「文化」とは何か 055
1 シンガポール人が日本の食卓で仰天したこと 055
  文化オンチにならないために
  身についた「早メシ」という文化
2 日本のカレンダーはなぜ日曜からスタートするのか 062
  イスラーム暦のカレンダーを見たことがありますか
  カレンダーのうしろに宗教あり
  日本人と韓国人の見分け方
3 ベルサイユ宮殿の「トイレの謎」を解く 069
  トイレのないファースト・フード店
  水がなければ、トイレもない
  自分を背後からコントロールしている文化


第3章 「友達」と「チング」はどうちがうのか――アジア人とのコミュニケーションのむずかしさ 077
  二一世紀の課題
  「友達」と「チング」はどうちがうのか
  「なぜ無断で使うの?」
  同性の友達と手をつなぎますか
  割り勘にしますか、おごりますか
  秘密をうち明けますか
  親しき仲なら礼儀なし、か
  友達とチングは相当ちがう
  中国人は「同文同種」って、ホント?


第4章 「文化疲労」といかに付き合うか――カルチャー・ショックと異文化適応 095
1 海外在住の日本人が陥るワナ 095
  香港での経験
  「カルチャー・ショック」の誕生
  海外在住の日本人が陥るワナとは
  本物のカルチャーショックとは
2 カルチャー・ショックの意外な正体 101
  「文化疲労」としてのカルチャーショック
  ひんぱんに手を洗う」
  「夏目狂セリ」
3 カルチャー・ショックにどう対処したらよいのか 108
  シンガポールで違和感をもったもの
  ローカル・フードが口に合わなくて……
  カルチャー・ショックの症状は?
  カルチャー・ショックから回復するきっかけ
  カルチャー・ショックを克服する
  夫や友達に依存してはダメ
  カルチャー・ショックにはプラス面もある


第5章 笑いや仕草で誤解されないために――ノンバーバル・コミュニケーションの重要性 119
1 「ジャパニーズ・スマイル」で窮地に陥った日本人ビジネスマン 119
  言語によらないコミュニケーション
  わたしが出あった奇問
  ジャパニーズ・スマイルで窮地に陥る
  微笑みの意味
2 ヨーロッパでは鬼の仕草は禁物 126
  中国人と日本人の見分け方
  人さし指を釣り針の形にまげる
  「小指を立てる」
  鬼の仕草の意外な意味
  ノンバーバルに「辞書」はない!
3 外国人は本当に「時間にルーズ」なのか 135
  文化としての時間 を考える
  機が熟したときが出航時間
  フィリピンの船はいつ出る?
  二つの時間が流れている
  多元的時間を生きる
  時間感覚きめぐるトラブル
  時の文化のちがいを理解する


第6章 外国人との新しい付き合い方をさぐる――「異文化間能力」とは何か 151
1 固定観念を破るパラダイム・シフトを 151
  「彼がアフリカ人だからではないですか」
  ステレオタイプの厄介で困った特性
  外国人への偏見
  「何人か」ではなく「どんな人か」
2 どんな人が海外駐在員に向いているのか 160
  「海外で通用する人」とは
  海外で成功した人の特徴
  海外駐在員を選ぶ四つのポイント
  赴任先が好きになれるか
  健康管理能力も大切
  交友関係をつくる
3 「日本人」という言葉はやめよう!―― 二一世紀の日本は「多文化共生社会」へ 172
  衰退する地方都市
  大学志願者が減っている
  企業の生き残りと留学生
  働き手が足りない
  同化から共生へ
  日本人から日本国人へ


エピローグ ――異文化間能力をつける海外旅行術指南 182
  異文化環境に自分き放り出す
  とにかく一〇〇語覚える
  一〇〇〇ページ読む
  旅の目的をつくらない
  一回一国主義の原則
  リピート主義のススメ
  新しい世界へ


参考文献 [199-202]
あとがき(二〇〇八年一一月 清涼な秋風が吹き渡る別府・十文字原にて 小竹裕一) [203-209]