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『日本会議の研究』(菅野完 扶桑社新書 2016)

著者:菅野 完[すがの・たもつ] (1974-) ライター。


日本会議の研究|書籍詳細|扶桑社


【目次】
はじめに [002-013]
目次 [014-015]


第一章 日本会議とは何か 017
安倍内閣を支配する日本会議の面々
日本会議のお仲間内閣」となった第三次安倍内閣
日本会議は何を目指すのか?
日本会議の活動方法
一気呵成にすすむ改憲運動
日本会議に集まる宗教団体
日本会議に集まる宗教団体の活動実態
日本会議に集まる宗教団体の多様性
註 036


第二章 歴史 037
「設立宣言」「設立趣意書」からみる日本会議の系譜
元号法制化運動が全ての始まりだった
宗教団体の集まりとしてスタートした「日本を守る会
生長の家」の社会運動と民族派学生運動
村上正邦と「日本を守る会
日本青年協議会椛島有三の登場
戦後70年安倍談話に垣間見えた「圧力」の歴史
20年前の「戦後50年決議」にかけられた圧力
6月6日の攻防
北岡伸一の「変節」が示唆するもの
「安倍談話」に垣間見える加年前からの「執念」
1995年の意趣返し
日本会議を作った男が語る「戦後50年決議」の真相
みんな真剣に怒っていた
靖国神社日本会議
靖国神社問題」の始まり
靖国神社国家護持法案」で揺れた宗教界
日本会議の源流は「靖国神社国家護持法案」の失敗にあった
註 077


第三章 憲法 079
ついに始まった、日本会議による改憲への「カウントダウン」
漫画「憲法の時間です!」の一コマに戦慄
改憲の照準は2016年の参院選
安倍政権に垣間見える「反憲」テーゼ
昭和40年代から用意されていた「反憲」のシナリオ
選択的夫婦別姓はなぜ最高裁で退けられたのか
夫婦別姓阻止」にかける、日本会議の情熱
今後の主戦場は国会になるが……
註 097


第四章 草の根 099
日本会議による「地方活動」の実態
武器は「活発な請願運動」
地方議員に配られる「政策ではなく思想を問う」アンケート
活動を支える高度な事務処理能力
無名の落語家の活動が「報道」されるわけ
保守論壇の「タレント」を生み出すシステム
政権に食い込み、保守文化人を作る日本会議
ズブズブだった「文化芸術懇話会」
自民党の変質」の正体
改憲派1万人が「決起」した日
会場への道にいた「行動する保守」関係者
観光バスで大量に押しかけた「動員」
圧力団体としての理想形
「国家斉唱」と「リベラル揶揄」だけで支えられる一体感
君が代斉唱で生まれた「グルーブ感」
「9条遵守」と「朝日新聞」を揶揄
語られなかった「9条改正」
やはり顔を出していた「生長の家原理主義者ネットワーク」
不自然だった「議員席」の理由
学生にアプローチする日本会議日本青年協議会
きっかけは「小林よしのり
天皇陛下行幸啓で振られる日の丸の小旗を配る
情念ばかりで論理性のない輪読会
合宿で行われた不思議な儀式
若手人材の供給源は「2世や3世ばかり」
「秘密だけどね」と彼らは言った
「カルトだとしか思えない」
註 162


第五章 「一群の人々」 165
伊藤哲夫――安倍政権の生みの親
日本政策研究センターの機関誌『明日への選択
安倍晋三のプロモーター
安倍晋三のキャリアの特異性
チャンネル桜で安倍は何を語ったのか
日本政策研究センター伊藤哲夫の主張
日本政策研究センターの「改憲アジェンダ
自民党改憲アジェンダ
彼らが「憲法改正」の先に目指すもの
かつて「生長の家」のパンフレットとして出ていた伊藤哲夫の著作
安倍政権の筆頭ブレーンと「生長の家政治運動」
伊藤哲夫の「過去」
30年前の「生長の家」機関誌にあった「伊藤哲夫」の名前
百地章――「集団的自衛権合憲」を主張する憲法学者の背景
百地章という学者
日本会議日本青年協議会改憲イデオローグ
高橋史朗――南京事件の記憶遺産登録反対意見害起草者の正体
日本青年協議会幹部としての高橋史朗
生長の家学生運動」の闘士としての高橋史朗
「バランス」の欠如した高橋史朗に頼る外務省の危うさ
特殊な「インナーサークル」に支配される安倍政権
安倍政権を取り巻く改憲勢力の淵源
安倍政権を支える「生長の家政治運動・第3のライン」
生長の家原理主義」の機関誌創刊号
註 232


第六章 淵源 233
右傾化路線の淵源に立つ男
彼らを束ねていたのは誰なのか?
原点にいた男
皆が怯える、安東巌
「カリスマ」の来た道
三島事件の衝撃
国学協と日本青年協議会の対立
日青協が生み出した「反憲学連」
安東巌はどこから来たのか?
先輩・安東巌
「神の子」、安東巌
谷口雅春が語った「安東巌」に起きた奇跡
安東を「神の子」たらしめるもの
全ての始まり――長崎大学学園正常化運動
鈴木邦男と安東巌
暗殺
病気治し――安東の支配力の根源
『理想世界』100万部運動
宗教と政治の交わるところ
註 293


むすびにかえて(2016年3月 菅野完) [295-298]
参考文献 [299-302]