原題:The General Theory of Employment, Interest and Money (1936)
著者:John Maynard Keynes(1983-1946)
原題:Mr. Keynes and the "Classics"; A Suggested Interpretation (1937)
著者:John R. Hicks(1904-1989)
原題:Intro to Keynes General Theory (2006)
著者:Paul Robin Krugman(1953-)
翻訳:山形 浩生
『雇用、利子、お金の一般理論』(ジョン.メイナード・ケインズ,山形 浩生,ジョン.リチャード・ヒックス,ポール・クルーグマン):講談社学術文庫|講談社BOOK倶楽部
【目次】
イントロダクション(ポール・クルーグマン) 003
はじめに
ケインズのメッセージ
ケインズはなぜ成功したか
ケインズ氏と現代の経済学者たち
ケインズの見落としたもの
救世主としての経済学者
目次 [033-037]
雇用、利子、お金の一般理論
日本版への序(一九三六年) [040-041]
序文(J・M・ケインズ 一九三五年一二月十三日) [042-045]
第I巻 はじめに 047
第1章 一般理論 048
第2章 古典派経済学の公準 050
第3章 有効需要の原理 074
第II巻 定義と考え方 087
第4章 単位選び 088
第5章 期待が産出と雇用を決める 099
第6章 所得、貯蓄、投資の定義 106
第6章おまけ 利用者費用について 122
第7章 貯蓄と投資という言葉の意味をもっと考える 135
第III巻 消費性向 149
第8章 消費性向I:客観的な要因 150
第9章 消費性向II:主観的な要因 170
第10章 限界消費性向と乗数 177
第IV巻 投資の誘因 199
第11章 資本の限界効率 200
第12章 長期期待の状態 215
第13章 金利の一般理論 237
第14章 金利の古典派理論 249
第14章おまけ マーシャル『経済学原理』、リカード『政治経済学原理』などでの金利について 261
第15章 流動性を求める心理と事業上のインセンティブ 274
第16章 資本の性質についての考察あれこれ 293
第17章 利子とお金の本質的な性質 307
第18章 雇用の一般理論再説 335
第V巻 名目賃金と物価 347
第19章 名目賃金の変化 348
第19章おまけ ピグー教授『失業の理論』 366
第20章 雇用関数 378
第21章 価格の理論 394
第VI巻 一般理論が示唆するちょっとしたメモ 415
第22章 事業サイクルについてのメモ 416
第23章 重商主義、高利貸し法、印紙式のお金、消費不足の理論についてのメモ 440
第24章 結語:『一般理論』から導かれそうな社会哲学について 494
付録
ドイツ語版への序(J・M・ケインズ 一九三六年九月七日) [510-513]
フランス語版への序文(J・M・ケインズ 一九三九年二月二十日 キングス・カレッジ、ケンブリッジ) [514-520]
ケインズ氏と「古典派」たち:解釈の一示唆(J・R・ヒックス ゴンヴィル&カイウス・カレッジ ケンブリッジ) 521
1 はじめに:古典派理論とケインズ派の共通基盤を設定 522
2 古典派理論とケインズ理論の類似 528
3 ケインズ理論の本質:流動性の罠 533
4 ケインズ理論の一般化 536
注 540
ケインズ『一般理論』 訳者解説(二〇一二年二月 東京/アジスアベバにて 山形浩生) 544
はじめに 544
本書の概要 545
著者ケインズについて 549
本書の翻訳について 551
〔既訳について/本書の文体について/その他本書のわかりにくさについて/本書のおまけについて〕
いま本書を読む意義について 561
おわりに 563
索引 [566-572]