著者:李 基原[Lee kiーwon] (1971-) 日本思想史、日本教育史。
装丁:桂川 潤[かつらがわ・じゅん](1958-2021) 装丁、イラストレーション。
件名:荻生徂徠 1666-1728
件名:日本思想--歴史--江戸時代
件名:儒学--朝鮮--歴史
NDLC:HA67
NDC:121.56 日本思想 >> 近世 >> 古学派
【目次】
目次 [001-003]
凡例 [004]
序論――「一国思想史」を克服する 005
日本における徂徠学研究 007
韓国における徂徠学研究 010
東アジア思想史の可能性 012
註 017
第一章 東アジア思想史における徂徠学 021
はじめに 021
一 古文辞学 024
二 思想史における徂徠学的人間 043
おわりに 066
註 067
第二章 太宰春台における徂徠古文辞学の読み直し 073
はじめに 073
一 徂徠の禦侮 075
二 華音主義と和読の世界 082
三 「中華」から「和」への転換 087
四 江村北海『授業編』における同時代認識 092
五 古人の体と法 099
六 「古訓」と古文辞学 105
おわりに 111
註 113
第三章 太宰春台における徂徠人間論の読み直し 119
はじめに 119
一 金銀の世界と膨らむ欲望 121
二 人性は善でもなければ悪でもない 131
三 天地自然の道と聖人の指向 138
四 内面を問わない「君子」 140
五 衰世 146
おわりに 151
註 153
第四章 徂徠学の周辺の世界(一)――片山兼山における徂徠学の受容と変容 157
はじめに 157
一 正統と異端の判断根拠になる孔子の道 160
二 古文辞学の変容 168
三 「経」中心の経学の世界 175
四 学問の実践と自己形成 180
おわりに 186
註 183
第五章 徂徠学の周辺の世界(二)――反春台論としての『聖学問答』批判書の公刊 193
はじめに 193
一 『聖学問答』と反「聖学問答」 195
二 『孟子』解釈の二つの視線 200
三 性は相い近きなり、習へば相い遠きなり 208
四 君子の行方 214
おわりに 221
註 222
第六章 朝鮮実学と徂徠学――春台から丁若鏞 227
はじめに 227
一 『論語古今注』と朝鮮時代の経書注釈 230
二 人間論をめぐって 252
おわりに 270
註 272
結論 281
参考文献 [293-303]
あとがき(二〇一一年二月一三日 李基原) [305-310]
書名索引 [313-315]
人名索引 [316-318]
【メモランダム】
・タイトルにある人物。