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『学歴分断社会』(吉川徹 ちくま新書 2009)

著者:吉川 徹[きっかわ・とおる](1966-) 計量社会学
NDC:361.8 社会的成層:階級,階層,身分
NDC:371.3 教育社会学.教育と文化


筑摩書房 学歴分断社会 / 吉川 徹 著


【目次】
目次 [003-006]
はじめに [007-013]


第1章 変貌する「学歴社会日本」 016
  大学全入時代の本当の理由
  「義務」化した高校教育
  親の高学歴化
  昭和の学歴社会から平成の学歴社会へ
  大卒50%の「ガラスの天井」
  学くんの消滅
  格差現象の主成分寝た子を起こすな?
  18歳の岐路
  学歴か学校歴か
  欧米とは異なる日本だけのしくみ
  学歴分断社会


第2章 格差社会と階級・階層 055
  「格差」への詰め込み
  格差と品格
  日本社会における格
  格と階級
  経済的格差と社会学的格差
  三つの時代
  豊かさ・格差・不平等
  変動論をイメージする
  格差政策のすれ違い


第3章 階級・階層の「不都合な真実」 089
  面白みのない時代
  流動化する職業
  40歳にして惑わず?
  パラサイト・シングル
  総中流のスマイル・マーク
  子どもが親を越えられない時代


第4章 見過ごされてきた伏流水脈 111
  学歴による地位の受け渡し
  「教育格差」とは?
  拝金主義的?教育論
  真相は藪の中
  学歴を起点とする社会
  学歴伏流パラレル・モデル
  広く・正しく・いち早く
  共生から逆転へ


第5章 学歴分断社会の姿 135
  親からみた子どもの学歴
  いまどきの中高生の学歴観
  学歴の象徴的価値
  ヴィーナスの腕
  学歴の親子類型
  入れ替え戦のメカニズム


第6章 格差社会論の「一括変換」 154
  時代のキーワード「下流社会
  下流の正体は高卒層
  希望格差の苅谷=山田理論
  水面下の学歴分断社会
  生活格差の境界を探る
  政党支持の学歴差
  モンスター・ペアレントは双頭竜
  ただ一つ聞くとすれば


第7章 逃れられない学歴格差社会 189
  学歴分断線があるかぎり格差はなくならない
  貧困対策としての高校義務化
  どこはでが不平等問題なのか
  鍵を握る学歴下降家族
  緩やかな平等化の進行のなかで
  平等化とリスク化のパラドクス
  輝いていた高卒就職
  人生ゲームの新しいルール
  ニート増加と「大学全入」の表裏
  学歴アファーマティブ・アクション
  学歴共生社会をめざして


あとがき(2009年1月 吉川徹) [225-227]
主要参考文献 [228-229]